2013年4月1日月曜日

社会という概念が完全になくなった時、人類は知的生命体として新たなる段階に達する

社会とは広い意味でのコミュニケーション全体の集合である。
コミュニケーションが必要になるのは、各個体の持つ情報がお互いに共有されてないからである。
各個体ごとの情報共有に時間がかからなくなった時に人類は全体として1つの知的生命体になる。
人類全体の生存のために必要な活動の多くが機械等によって自動化されてきている。
機械以外の部分でも自動化、効率化が図られている。
生身の人間が行うのは、そういった機械、システムを動かし続けるだけの補助的な仕事のみになっていく。
高度に発展した社会では、人類全体が生命活動を維持するのに必要な仕事に要求される能力というのは昔のように特別な才能ではなく、すでに過去の偉人によってつくられた、システムを動かすためにどうしても必要となる部分に限られる。
そこでは、個性は必要とされず、決められた動作を一定時間性格にミスなくこなせばよいことになる。
必要なものをつくって必要な場所に届けるという動作に人間活動の多くの部分が割かれる時代は暫くは続いていくだろう。

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