2011年12月16日金曜日

結果を出すためのプロセスの入り口の段階で綿密な計画を立てるか?それともすぐに行動をはじめ行動をする中で、現実に合わせた微調整をしつつ結果を出すことを目指すか。

まず行動することが大切だ。
前もって考えていたことは行動してみると大半が全く役に立たない。行動しながら考えていくことで、考える内容は自ずと直接の行動に関係したことがらに絞られている。行動と関係ない無駄な内容は出来るだけ感がなくてすむわけだ。
数学は綿密な準備をしてから証明にかかるような授業や本が多いが、むしろ人間が理解する過程としては、直観やひらめきに基づいたなんとなくわかる、そういう気がするという感覚に基づいた思考プロセスの方が自然である。勉強する段階においても、そういった人間の脳の仕組みと照らし合わせてより自然なプロセスを経た方が、当初目的とする結果、すなわち、ある内容を完全に厳密に理解し、それを応用させるという目的の為により近道になるだろう。
つまり、完璧な結果を得るためには、各工程において完ぺきである必要はない。むしの脳のしくみにとってしぜんなあいまいでいい加減なプロセスを経て柔軟性を持って物事に取り組んだ方が完璧な結果を得るまでの時間的精神的コストは激減するだろう。また、柔軟性のあるプロセスを自ら作れるものは、他の分野のことに取り組む段階においても強力な応用力を発揮できるようになるだろう。
一分野にしがみついても二流になれない人間がいる一歩で、マルチな分野で一流に達することのデキル人間がいる。その違いはどこにあるか?そのカギが結果を重視するためにプロセスに柔軟性を持たせることにある。

追記:さらに数学について言えば、先人の残した理論を完璧に理解することを目標に置く必要さえない。オリジナリティのある研究結果をアウトプットすることに目標を置くならば、それすら、柔軟性の欠き結果の伴わない「完璧」なプロセスになり下がる可能性がある。

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