2011年12月23日金曜日

テレビについて

最近ではほとんど見なくなったが、昔は割と良くテレビを見ていたものだ。
テレビは、基本的に娯楽性が低いが、公共性の高さ、付ければすぐにタダで見られる、昔からあるから惰性で見られるといった要素によって一般に広まっている。
若者が、テレビからはなれ(少なくとも主観的には)娯楽性の高いネットに流れるのは当然のことだろう。テレビの内容と、テレビ局、視聴者の質の最近のあり方は(某テレビ局の最近の騒動、テレビに影響を受ける若者(年上の人も)の残念さ)、日本の沈没と根底で通じている部分がある気がする。
子供の早いうちにテレビから得られるもの(知識、考え方、受動的娯楽への向き合い方)は得てさっさと卒業し、ネットで自分用にカスタマイズされた密度の高い娯楽を得られるようになるべきだ。
40年そこに浸るか、一、二年で本質的なものは習得して通過できるかが、一般人と知的上流階級の差になる。
これは、この世界に存在するほとんどすべての事象に対する向き合い方において同じことが言えるだろう。
本質を見極めることで、数十年を数年に圧縮できるスピード感、それが、凡人とケタ違いの生産性、人生の密度の濃さにつながる。

0 件のコメント:

コメントを投稿